ごあいさつ
耳、鼻、のどは、呼吸、えんげ、発語、嗅覚、味覚、聴覚、平衡感覚、など多用な役割を受け持っています。これらを診ることは実に複雑な機構を理解し、豊かな感覚をもつ人として病気をとらえていかなければいけません。幸い耳・鼻・のどは体の入り口にあるので丹念に観察すれば比較的容易に異変を見つけることができます。私でもコツコツと努力を惜しまなければ第一線の臨床医として大成できるかもしれないと思い、耳鼻咽喉科医を志しました。
医師になってから44年 患者様をとおしていろいろな事を学ばせていただきました。日々進歩をとげる最前線の医学知識にも追いつき、私にできる最大限の努力と経験を駆使して、患者様にとってベストな治療を模索しながら診療にあたりたいと思っております。
可世木耳鼻咽喉科 院長 可世木 由美子 日本耳鼻咽喉科学会専門医、めまい相談医、補聴器相談医、産業医
診療概要
耳鼻科外来診療の状況はコロナ感染症により大きく変化してきた感があります。
発熱外来においては 前にもまして鼻咽頭喉頭所見、触診、迅速診断を駆使し診断し、保健医療の制約の中でクオリテイの高い治療の選択に努めています。
コロナウイルスの出現によりウイルスの世界でも彼らなりに生き残りをかけて葛藤し、宿主を求めて変遷・流行するため、様々なウイルス疫学にも目を向け、予防のための隔離、ワクチン接種にも重点をおいています。
中耳炎や急性副鼻腔炎はワクチン効果により減少傾向にありますが、アレルギー性鼻炎・喘息・好酸球性副鼻腔炎などのアレルギー疾患は増えています。
花粉症の薬は多くが市販され自己管理も可能かと思いますが クリニックを受診される患者はより重症化し、細菌、真菌などによる副鼻腔炎、新型副鼻腔炎である好酸球性副鼻腔炎などがめだち、的確な処置と管理を要します。
アレルギー鼻炎の根本治療であるスギ・ダニの舌下免疫療法も積極的に行っています。外来手術は、耳(鼓膜切開術、鼓膜形成術)、鼻(下甲介高周波電気凝固術、レーザー手術、内視鏡下での副鼻腔手術)、咽候頭(扁桃周囲膿瘍切開術、口腔内小手術、声帯ポリープ摘出術)などを行っています。また必要があれば専門の関連病院と連携をとりながら治療をすすめます。
めまい相談医としてめまい診療治療にあたり、頭位めまい症では浮遊耳石置換法などの理学療法、難治性メニエル病には中耳加圧療法も行っています。
メタボリック症候群と共に増加している睡眠時無呼吸症候群(SAS)の在宅検査、CPAP治療も行っています。閉塞性睡眠時無呼吸症候群は多くの疾患を合併率が高く全身チェックが必要です。患者様の高齢化に伴い循環器疾患の合併に伴う中枢性無呼吸も多くなり、他科と連携しながら管理します。
声帯結節や声帯ポリープは発声のしくみを理解していただき、リラクゼーション療法をとりいれた、声楽家講師のよる集団発声指導をサークル活動として行っています。
慎重に治療している疾患
診療時間のご案内
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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AM9:30~12:30 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◯ |
PM3:30~6:30 | ◎ | ◎ | ◎ | 休 診 | ◎ | 休 診 |
※土曜(◯印)は9:00~13:00
※火曜日午前は角田医師、午後は山室医師 が診察します
連携病院
一宮にある病院だけでなく、愛知県内の数多くの病院と可世木耳鼻咽喉科は連携を行い、情報交換を行っております。
一宮市立市民病院、大雄会病院、一宮西病院、小牧市民病院、愛知医科大学、名古屋大学
可世木耳鼻咽喉科で行っている予防接種
- インフルエンザワクチン
- おたふくかぜ生ワクチン
- 成人肺炎球菌ワクチン(ニューモバックスPPSV23)
- 帯状疱疹予防ワクチン(弱毒性生水痘ワクチン、シングリックス不活化ワクチン)
- 子宮頸がん予防ワクチン(シルガード9)
- 日本脳炎ワクチン
- 二種混合DTワクチン(ジフテリア、破傷風)
- MRワクチン(麻しん風しん混合生ワクチン)
- B型肝炎ワクチン
※ワクチンはすべて1歳以上対象、予約制です。前もって電話で予約してください。